HUB-SBA MAGAZINE

春のMBA新入生導入合宿が行われました

2019年04月11日

 4月6日(土)、7日(日)一橋ビジネススクール経営管理専攻(経営分析プログラム、経営管理プログラム)の春の新入生導入合宿が行われました。

 毎年春、経営分析プログラム(国立)、経営管理プログラム(千代田)では、入学の際に新入生導入合宿を開催しています。この合宿には、両プログラムの全新入生が集まり、親睦行事と懇親会パーティーを行います。本年も春の暖かな日、国立キャンパスからほど近い府中市の豪華な研修施設に100人近いMBAコースへの新入生が集合しました。

 合宿はまず田中一弘経営管理研究科長と加藤俊彦経営管理専攻長の挨拶から始まり、その後、経営分析・経営管理のそれぞれのプログラムで、今年度MBAの授業を担当する教員が紹介されました。

 この合宿のメインイベントは、戦略外交ゲーム「ディプロマシー」です。これは世界的に有名なボードゲームとして知られ、第一次大戦前のヨーロッパを舞台にして、各国の外交官となったプレイヤーが、長期ビジョンに基づき戦略を策定し、交渉と知謀の限りを尽くすというものです。新入生は合宿中まる一日をかけてこのゲームに取り組みます。

 このゲームはサイコロ等の運の要素を一切もっておらず、純粋にプレイヤーの戦略構想力と説得力が勝敗を決めます。このゲームで勝利を収めるためには、戦略構築力や論理的思考力に加え、とりわけ他国とウィン・ウィンの関係を築く信頼構築力が必要になります。

 新入生は各人の知力とプライドを賭けてこのゲームに臨み、互いの洞察力や交渉力、人物像を探り合います。これまでにも前身のHMBAの時代から、一橋大学の国立のMBAプログラムで学んだ人は、ほぼ全員がこのゲームをプレイしてきました。本年の新入生もまたこのゲームの奥深さを経験したことと思います。夜にはOBの先輩を交え、盛大な懇親パーティーが行われ、これから同期生となる友人たちとの親睦を深めました。

 翌日には前日のプレイを振り返り、これがどのように戦略と関係があるのかについて認識を深める反省セッションが行われました。その他、全体のMBA生活の進め方に関するオリエンテーションがありました。以下の一覧に掲載されている教員が、各プログラムのオリエンテーションの講師を務めました。

 午後からは皆で桜が美しい国立キャンパスに移動し、大学院の入学式が行われました。新入生の皆様がこの春合宿を通じて、互いに良き友人となり、これから始まる充実した2年間の最初の一歩を踏み出していただければと思います。

20190406kato.jpgルールを説明する加藤先生
20190406zentai.jpg実際のゲームプレイ中の様子
20190406group.jpg盤面を見ながら他国と交渉

参加教員一覧(敬称略)

田中一弘 経営管理研究科長(経営哲学)

経営分析プログラムオリエンテーション講師

坪山雄樹(理論構築の方法、古典講読A)、藤原雅俊(戦略分析)、熊本方雄(古典講読B)、中村英仁(留学生演習II)、佐々木将人(ワークショップ:経営B)、治良博史(留学生演習I)

経営管理プログラムオリエンテーション講師

三隅隆司(導入ワークショップD)、加藤俊彦(導入ワークショップA)、西野和美(テクノロジー・マネジメント、導入ワークショップB)、鎌田裕美(ホスピタリティ・マーケティング、導入ワークショップE)、青木康晴(マネジメント・コントロール、導入ワークショップC)、軽部大(ワークショップA)

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