HUB-SBA MAGAZINE

トヨタ生産方式の現場に学ぶ

2023年03月22日

2023年3月、経営分析プログラム在学生がトヨタ車体株式会社の富士松工場を訪問いたしました。トヨタグループの中核ボデーメーカーであるトヨタ車体は、ミニバンや商用車、SUV、さらに超小型EVなどの車両生産を担い、このうち特に富士松工場ではヴォクシー、ノア、ランドクルーザー70の生産を行なっています。今回訪問した4名の社会人在学生の皆さんは、トヨタ生産方式を支えるJIT(Just in Time)と自働化を現場で学び、その後の質疑応答も通じて、大変有意義な時間を過ごしました。それぞれ次のような感想を語ってくれました。

内田光さん

ロール状の鉄板からボディが生成され、多くの部品が組み付けられ、一台の自動車が造られていく様子は非常に迫力があり、感動しました。また、ミスが起きないように徹底された仕組みづくりや、業務にあたる従業員の方々の真剣な面持ちから、安全と品質に対するこだわりの強さが伝わってきました。

太田恭輔さん

普段見ることのできない稼働中の工場を視察させていただき、大変有意義な見学となりました。各所での徹底された品質維持向上、安全管理、自動化などの効率化を垣間見ることができ、まさにこれがトヨタの競争優位の源泉であることを感じました。

金グリンさん

NOAHやVOXY といったミニバンの製造セグメンテーションの中で徹底的に効率化を図りながら、ロボットやセンシング技術を活用し、様々な顧客からのオーダーに対応されている素晴らしい現場を拝見することができました。まさに、量産でありながら、一品生産でもあり、結果として1台だけの車が出来上がっていました。世界で選ばれるトヨタのすごさを噛み締めることができました。

山越千佳代さん

自動化等のテクノロジーと蓄積されたノウハウ。それに現場を支える従業員の方々の誇りと情熱が掛け合わされることで、高品質の車両が効率的に生産されていることを学びました。まるで車両一台一台に魂が吹き込まれていくようで、トヨタ車が世界中で選ばれる理由を肌で感じたように思います。

工場見学参加メンバー
写真右から 内田光さん、太田恭輔さん、山越千佳代さん、金グリンさん

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