HUB-SBA MAGAZINE

スタートアップ企業に学ぶ宇宙ビジネスの将来

2023年04月26日

2023年4月下旬、経営分析プログラム在学生が株式会社アークエッジ・スペースを訪問しました。同社は、超小型人工衛星の開発・打ち上げ・運用を中心として事業展開を進める東京大学発スタートアップです。2018年に設立してから今日に至るまでの過程や、超小型人工衛星を多数機打ち上げることの意義、そして今後の事業展開について保田友晶さん(事業企画部長/執行役員)から説明を頂いた後、福代孝良さん(代表取締役CEO)も交えた質疑応答が活発に行なわれました。多数の超小型人工衛星を飛ばして構築する衛星コンステレーション事業の将来性を実感する良い機会となり、参加者からは次のような感想がありました。

久藤颯人さん

小学4年生の頃、ある本を読んだことがきっかけで、「将来は宇宙産業に携わりたい」と思い、私は工学部の物理学科に進学しました。しかしその後宇宙から離れ、一橋MBAに進学し、もう宇宙に関わることはないと思っていました。そんな私にとって今回お聞きした話は、まさにあの頃憧れた世界そのものであり、進化する宇宙ビジネスの最前線に接することのできる、またとない経験でした。

西尾紀彦さん

日頃、接点を持つことが少ない宇宙ビジネスの可能性を感じることができました。実際に拝見した超小型衛星のデモ機は想像していたよりも小さく、これが何百・何千と打ち上げることが実現した時に、世の中のビジネスモデルが大きく変わる未来が見えた気がします。オフィスで働く社員の方々が生き生きとしていた点も印象的でした。

横倉幹人さん

宇宙ビジネスは、今後有望な産業という認識はあったものの、どこかでSFの世界といった身近ではないような思い込みを持っていました。しかし、実際に超小型衛星を見て、その既成概念が一気に打ち壊されました。宇宙ビジネスが持つ可能性を改めて感じると共に、地球規模で社会を良くしようと奮闘している方々の熱い想いを感じることができて、大変有意義な時間でした。

福代孝良CEO、保田友晶事業企画部長とともに
福代孝良CEO(写真右から2人目)、保田友晶事業企画部長(写真右)とともに。
机上中央は同社が手がける超小型人工衛星(実物大)。

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