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2年次ワークショップ(経営A):夏合宿レポート/修士2年 横倉幹人

2023年10月02日

経営分析プログラムでは、修士2年次に経営A・B、マーケティング、金融という4つのワークショップをゼミ形式で受講し、個々の学生の研究テーマに応じた修士論文に相当するレポートを執筆することとなります。その中でも、経営現象に関することを幅広くテーマにしたワークショップが、経営Aワークショップ(指導教員:経営管理研究科 軽部大教授)です。

私の所属する経営Aワークショップでは、毎週の講義において、学生個々人のテーマに応じた研究の進捗を報告し、先生や学生同士で議論を行い、研究をより高次なものとするように努めているところです。その一環として、新鮮な環境で活発な議論を行うと共に、親睦を深めることを目的として、7月下旬に軽井沢で夏合宿を行いました。普段の教室から場所を移した軽井沢では、過ごしやすい環境の中、忌憚のない喧々諤々とした議論が展開されつつも、これまでの授業の中だけでは知ることのできなかった先生や学生たちの一面やバックグランドを知る良い機会となりました。

経営Aワークショップは、新卒の学生・社会人学生を交えた合計7名の、それぞれ専攻や経験した業界など多種多様のバックグラウンドを持ったメンバーで構成されています。そのため、研究テーマも大きく異なることが多いものの、雑談の中でも新しい知識を得られることが多く、飽きることがありません。夏合宿は、2台の車に分かれて、東京から先生とゼミ生で軽井沢へと向かったのですが、車内でもその「雑談力」はとても高く、終始、賑やかな雰囲気で道中を楽しみました。

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宿に到着し、ワークショップを開催した後、買い込んできた食材でバーベキューをしました。お肉や差し入れてもらったスイカを食べながら、今後の研究の展望や卒業後のこと、日常生活のことなどの話題で盛り上がっていると、料理を趣味とする軽部先生が手製パスタを何種類も振る舞ってくれました。あまりの美味しさに、作り方のコツを聞く学生までいたそうです。このように、普段の学生生活では、到底知ることのできない仲間の一面を垣間見ることができ、人間性をより深く理解できたと思います。

コロナ禍を経験して、オンラインでの打ち合わせやグループワークなども行なってきましたが、やはり実際には対面での何気ない会話の中で、新しい着想が生まれたりすることも多いと思っています。そのような機会が徐々に戻ってきた中で、今回の合宿は、先生やほかの学生と議論しながら"濃い"時間を共有できる知恵の泉となりました。

ワークショップレポートを1年間かけて書き上げるにあたり、自分がなぜこのテーマに関心を持ち、何を解き明かそうとしているのか、という点を議論しながら明確化できたのは、とても有意義な成果でした。残り半期となったワークショップで研究をやり遂げることはもちろんのこと、文字どおり同じ釜の飯を食べた先生や仲間たちと引き続き、親交も深めていきたいと思っています。

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